憑依された心 【アニカの処理手順】

それではいよいよ、「感じる」ことによって、不都合の原因である潜在意識のネガティブな感情記憶を処理する手順について具体的に書いてみます。


心のなか、もう少し正確にいうと、日常的な意識では気づくことのできない潜在意識のなかには、親、祖父母、先祖、過去世、いっしょに転生を繰り返すソウルメイトのような、私たちに縁のある人たち(アニカでは「ルーツ」と呼びます)の感情が渦巻いています。

私たちはその人たちの感情、またはその人たちと過去世でいっしょに生きたときの感情に巻き込まれて、今生の人生を過ごしています。


こうした縁ある人たち(過去世の場合は結局、自分ですが)が、過去に苦しい思いをしたのであれば、その思いにつながって、今生で同じような経験をして、苦しい思いをすることがあります。それはまさに「他人の感情に巻き込まれている」「心を乗っ取られている」「憑依されている」というような状態です。

はっきりした理由がないのに、ある状況になると繰り返し強い怒りのような感情がわいてくる、イライラする、その感情に巻き込まれて衝動的に行動してしまう、というようなことがあれば、それは今生の自分の感情ではない、過去に生きた人たちの感情に巻き込まれている可能性があります。


では、どうしたら、こうした他人の感情による影響をなくすることができるのでしょう?


アニカでの処理手順は、次の通りです。

1.自分が他人の感情に巻き込まれていることに気づく
2.その感情が誰のものか、具体的に特定する
3.その感情を感じていやす


1.まずは、自分が誰か他の人の感情に巻き込まれて、怒ったり、イライラしていることに気づく必要があります。これをアニカでは「巻かれている」と表現します。

自分ではなかなか、巻かれていることに気づくのは難しいですが、アニカでは「他人の観点から自分を見る」ことをしますので、瞑想などで自分で気づこうとするよりも、はるかに早く気づくことができます。


2.巻かれている感情が誰のものか特定します。私は相手が巻き込まれている感情を感じることはできますが、その感情が誰のものか特定することはできません。この手順は主に、アシスタントの谷津絵美子が担当しています。

谷津は初めてアニカに来たときは何もわからなかったのですが、自分のネガティブを処理し続けていくうちに意識が開いて、いろいろなことがわかるようになっていきました。特に女性の場合、アニカでネガティブを処理するうちに、こうした情報がわかるようになる方が少なからずいらっしゃいます。実際は、子どものときにいろいろなことがわかっていたのに、親からそうした能力を否定されて、価値のない妄想のようなものだと思って、そうした能力を放棄してしまった人も多いと思います。


アニカで感じてみると、はじめのうちに出てくるのは、親や祖父母など、身内の近い人たちの感情が多いですが、マスターコースなどで処理が進むにつれて、過去世の感情が出てきます。影響の強い過去世は何人か出てくることが多いですが、大きなネガティブ感情をかかえている過去世をいやすことができれば、今生での大きな悩みがごっそりなくなったり、人格が変わるような経験をする方も多いです。周囲の人からも、見違えるように変わった、と言われる人もいます(私もその一人です(汗))。


3.ネガティブな感情をアニカで感じていやします。これにもプロセスがあって、たとえば、最初のうちは激しい怒りが感じられていたのに、それを感じつくすと、その怒りの本当の理由、さびしさや悲しみが感じられてきます。それらをすべて感じ切ると、ネガティブな感情は消えて、ポジティブ化したような感覚が得られます。そこで処理は終わりです。

ここまでくると、そのネガティブ感情に対応していた現象は消えてしまうことが多いです。現実世界では自分では何もしていないのに、周囲の人たちの態度がガラッと変わったり、嫌な人がいなくなったり、といった現実的な変化が経験されます。


このようにアニカでは、ネガティブな感情をアニカで「感じる」ことで不都合の原因を処理しますが、何か得体のしれない強い感情に巻き込まれて衝動的に行動していた状態から、その感情が自分のものではなく、誰か他人の感情に巻き込まれていたことに気づき、その感情に向き合ってアニカで感じていくことにより処理します。

自分が他人の感情に巻き込まれている、などということは思いもよらないので、最初はなかなか気づくことが難しいですが、アニカで処理する効果を何度か経験すると、あれもそう、これもそう、と自分のものではない感情に気づくことができるようになっていきます。自分をよい方向に変えるには、この「気づき」が非常に重要です。


ところで、アニカで感じることによりネガティブな感情を処理するためには、一度アニカを受けておく必要があります。普通に感じてもネガティブ感情は消えないのでしょうか? 次回はその点を解説します。

(続く)