インナーチャイルドが過去世を説得!

今日は、ヒーリングの過程で、クライアントのインナーチャイルドが過去世を説得していやした、という興味深い事例を紹介します。

 

現在、アニカマスターコースに参加しているAさん、肩が痛い~、ということで遠隔アニカしたら、ご自身にもルーツにも縁のないたくさんの方々のネガティブが感じられました。

現実生活でもAさんは、いろいろ頼られるお人柄らしく、さまざまな人がやってきては自分のネガティブを打ち明けていくといいます。

これはルーツに同じような経験がある方がいらっしゃると予想してアニカしたところ、次のようなご先祖さまと過去世さんが現れました。

以下のリーディングは、アニカセラピストの谷津絵美子さんです。


「Aさん、こんにちは。昨夜のご報告です。

Aさんからのメールの中で、お母様も人助けに人生を捧げていたとありましたが、読んだ時にお母様と同時にもっと上の御先祖様も感じられました。

それで、お約束のお時間にこの方が肩の痛みに繋がっているかを確認しましたところ、関係があるようでしたので昨夜はこの御先祖様から始めました。

父方の霊能関係の方とはまた違い、母方の善意の方々による人助けが沢山のネガティブを抱え込むことになっているようでした。


女性の御先祖様ですが、「かわいそうに」「大丈夫?」「どうしたの?」「助けてあげる」「話してみて」「いくらでも構わないから」等々…の言葉が延々と浮かんできました。
とても我慢してきた思いがあり、宗教色はないのですがかけこみ寺のように母子の受け容れをしていた感じです。夫、子供との死別があったようで、もしかしたら災害か何かで一人生き残ってしまったのかもしれません。

沢山傷付き、辛いことが沢山あり、寂しさ、悲しみ、いつもいつも亡くなった夫や子供を思いながら弱音も吐けず全部一人で背負って生きてこられたようです。

人のためにと尽くすこと、してさしあげた方から感謝の思いを頂くこと、家族を喪ってしまったこの方は人と一緒に生きることで癒されていたようであり、だからこそ一生懸命だったことが伝わってきました。アニカ温泉の再会ルームへご招待しますと、やっと肩の荷がおりてホッとした様子が感じられました。


(ここでちょっとAさんの右肩を感じてみましたが、母方の御先祖様や職場の方、例えばニュースなどで可哀想に…と思ったりすると同時にその人のネガティブも感じているようでした。)


それから、先の御先祖様が出てきたことで過去世の方が感じられるような気がしたので昨夜もお呼びしてみました。

出来るだけ影響のある過去世を引っかけたいと思っていますが、お見えになったのは日本の尼さんのような方でした。この方を感じるより先、存在を捉えられたと思うと同時にこの方の背負ってきた人々が私の両肩に感じられました。どちらかというと古い時代の亡者のような怖い感じでした。

皆さんをアニカ温泉へご招待して落ち着いたところでようやく過去世さんを感じられたのですが、意思の強い方で頑なな感じもあり信念を持っていました。ご自分のやっていることが絶対的に正しいという確信があるので、少々困ってしまいました。


すると、私のインナーチャイルドが「Aさんのインナーさんに手伝ってもらって!」と言いました。そこでインナーさんをお呼びすると、過去世さんの尼さんと話をしたり何かネガティブ処理をしているようでした。

しばらく経って落ち着いてきた頃に丁度終了時間でしたが、インナーさんにお礼を言いまして、また手伝ってねとお願いすると、「いつでも呼んで♪」と嬉しそうに言ってくれました。その後で「…私はずっと(いつでも)一緒に感じていたんだよ。」と話してくれました。

(知らなかったけど、そう言われればそうだよね。ありがとう。これからは私もいつもインナーさんと一緒に感じるね)と、お伝えして終了しました。

以上です。


Aさんのインナーさんのお手伝いぶりは、本当にすごかったです。このようなことは初めてでしたので、私も貴重な遠隔を体験させて頂きありがとうございました。

インナーさんにどうぞよろしくお伝えください。

ありがとうございました。

谷津絵美子」


人を助けることは良いこと、正しいことかもしれませんが、自分を犠牲にするようなやり方では、我慢からくるネガティブ感情が潜在意識に押しやられ、結局は、周囲の弱い人たち、家族、自分の未来世にまで悪い影響を及ぼすことになります。

やはり自分がいやされること、満たされることを最優先にした方が、結局は周囲にも自然によい影響を与えることができると私は考えます。

 

驚くべきことは、インナーチャイルドがこうした頑固な過去世を説得し、いやしてくれたことです。どちらも自分なので、他人が説得するより話が早いのかもしれません。

 

ヒーリングに関わるのは、セラピスト、クライアントの顕在意識だけではありません。セラピスト、クライアントの潜在意識に住むさまざまな存在が裏で活躍してくれます。

特に、インナーチャイルドは、私たちが潜在意識を味方につける上で、非常に大きな役割を果たしてくると思います。以前に、心を大海原を航海する豪華客船にたとえ、顕在意識は船長どころか密航者にすぎない、という話を紹介しましたが、もしかしたらインナーチャイルドこそ、この豪華客船の船長なのかもしれません。

インナーチャイルドは大切にしたいものですね!


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