もうあれは過ぎたことだから

以前から、何かがうまく行った後に「こんなことではダメだ。もっとよくなるはずなのに」というネガティブな思いがわいてきて、いったいこれは何なのだろう? と思ってきたのですが、最近、その仕組みがわかってきました。

過去にうまく行かなかったときに生じたネガティブな感情をそのときは感じる余裕がなかったのが、うまく行って余裕が出てきたので、感じることができるようになった、ということらしいのです。


たとえば、お金の問題で苦しんでいるときには、その問題に対処するのにせいいっぱいで、つらい感情に直面して感じているヒマはないので(直面したらつらすぎて倒れてしまうかもしれません)、無視して感じないようにしているのですが、そのときの感情は潜在意識にしっかりと残っているのです。

そして時間がたってお金の問題がなくなったときに、そのとき抑えつけていた感情がわきあがって感じられるようになるのではないか、と考えました。


昔、親との関係は良くなかったけれど、今はお互いに歳をとって関係がよくなったから今は問題ない、大丈夫、という話をたまに聞きますが、たとえ今の関係が良くても、過去に関係の良くなかったときの感情は潜在意識に残っています。それを感じて解消しない限り、そのときのネガティブな感情は今の状況に影響を及ぼし続けているのです。


「もうあれは過ぎたことだから、今は何の問題もない」と思っていても、あなたの潜在意識は過去のつらい感情をしっかりと覚えています。

こうした過去のネガティブな感情が心のなかにあることに気づいて向き合って感じきってしまえば、そのネガティブが原因で起こっていた現在の問題も解消されます。

思いもしなかったような過去の出来事が原因で起きている問題は少なくありません。なかなか解消されない問題や繰り返し起こる問題について、一度過去をさらってみてはどうでしょう。