因縁過去世とは何か

ネガティブな感情のコピー元として、前回お話しした先祖の他に、過去世があげられます。実は、この過去世の感情記憶こそが、私たちの今生の人生に多大な影響を与えているのです。

アニカで過去世のネガティブ感情をクリアするときに、「この感情の持ち主(過去世)は、子どものときからずっといた。子どものときから、ずっとこの感情に振り回されてきた」ということがよく言われます。

私たちは、過去世のときの出来事やいきさつは覚えていませんが、その感情だけは覚えていて、過去世のときに経験した出来事に類似した状況になるとその感情が発動し、過去世のときの状況を再現するような形で衝動的に行動してしまいます。過去世のネガティブ感情のせいで、今生でも似たようなトラブルを繰り返してしまうのです。


また、今生において家族になる、ということは、過去においても親子、兄弟姉妹、パートナーなどさまざまな形で、過去世において深い関係があった場合が多いです。そして、その関係は必ずしも円満なものばかりではありません。アニカで観察していると、むしろさまざまなトラブルがあったからこそ、今生でまた家族になったように見えるケースが非常に多いのです。

こうした関係を、アニカでは因縁過去世と呼んでいます。


なぜ、過去世において問題のあった関係が、今生にも持ち越されるのでしょう? ひとつには、私たちの魂に、過去の問題を乗り越えたい、という強い思いがあると感じられます。ネガティブな関係に対する執着もあるでしょうが、私たちは何とかして、過去のトラブルを解消して、今生では仲良く、気持ちよく生きたいと考えているのです。

しかし実際には、過去でのいきさつを忘れて嫌な感情だけが残っているため、その感情に巻き込まれて、気に入らない関係を繰り返してしまうことが多いでしょう。潜在意識に残っている過去世の因縁に気づかない限り、わけもわからない怒り、恨み、嫌悪感に振り回されて、親子、兄弟姉妹の間で不仲が繰り返されることが多いです。


今生の感情と過去世のときの感情を見分けるポイントは、その感情が生じた理由が見つかるかどうかです。ある状況になると、わけのわからない衝動的な感情が爆発する、その理由が今生に見当たらないなら、それは過去世の出来事に起因する感情であると判断できます。


因縁過去世は、人と人との関係に生じるものなので、過去世のときの出来事を知り、そのときの双方の感情をいやす必要があります。過去世のときの出来事は、アニカのアシスタントである谷津絵美子がリーディングしてくれます。過去世のときの出来事や感情は、他人から見るとまるでフィクションのように感じられるかもしれませんが、本人にとっては納得できるような話が多いです。それは、今生においてもそのときの感情が残っていて、リーディングにより過去世の出来事をリアルに思い出すからでしょう。

過去世のことを思い出す、というのは、アニカにおいて重要なプロセスになります。過去のいきさつを知ることによって、過去世のときの自分の行動に共感できるからです。


このようにアニカでは、今生の人間関係、仕事・お金に関する不都合は、先祖や過去世など、過去に生きた人たちのネガティブな感情である、と考えています。先祖や過去世が人間関係やお金の問題で苦しんだ、そのいきさつを理解することにより、彼らの感情に共感してリアルに感じることができます。その結果、潜在意識からネガティブな感情が消え、その感情によって引き起こされてきた今生の私たちの問題も解消されます。


私たちの問題を解決するには、今生の過去に問題の原因を探しても見当たらないことが多いのです。人間の心のなかには、縁のある先祖や過去世が生きた痕跡が残っていて、それらが私たちの人生に強く影響しているのです。

(続く)