みんなでやるのがアニカ

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

年末年始は、脳科学の本をいろいろと取り寄せて読んでおりました。

読んでみて、脳と心の科学的な解明は、ここまで進んでいるのか! と驚くことばかりでした。といっても、まだまだ心のことはよくわからないことが多いのですが。。。

たとえば、ある本に書いてあった実験では、ご夫婦が実験対象で、奥さんに電極を取り付けて軽い電気ショックを与えるのですが、当然痛みを感じる不快な体験なのです。しかし、ご主人が奥さんの手を握りながら電気ショックを与えると痛みが軽減する、しかも夫婦仲が良いほど、痛みを感じることが少ない、ということがわかっています。

すごいですね! アニカに通じるところもあると思います。


また別の本で驚いたのは、私たちは五感を通じて外界の情報を取り入れ、脳内で現実を構成しているのですが、実は五感を通して脳に取り入れる情報は非常に少なく、ほとんどは脳が作り出した埋め込み情報で現実を作っている、ということです。

たとえば、網膜に入ってくる光は視神経を伝わり、視床を経て大脳皮質の第一次視覚野に入ってきますが、第一次視覚野は他のさまざまな脳部位からも情報を得ており、視床から入ってくる外界の視覚情報は何と全体の3%程度しかなく、残りの97%は脳の内部からあがってきた情報をもとに視覚を構成している、ということなのです。


たとえば、視神経は100万本しかないので、これは100万画素のデジタルカメラぐらいの解像度しかないのです。これでは直線を見てもギザギザになってしまうので、それを脳内の情報で修正して直線に見えるようにしているのです。

また、目の外側の部分には色を見る細胞がないので、視覚の外側は白黒に見えるはずなのに、全部カラーに見えるのも、脳のなかでこれは何色と判断して色をつけているそうです。

わずか3%の外界からの信号を頼りに、脳内でさまざまな修正を施して「現実世界」を構成しているのですから、これはもはや「あるがままの現実世界」を見ているのではなく、「現実世界を脳内で作っている」と言っても過言ではないと思います。

当然、私たちが感じる「現実世界」は、ひとりひとり異なる「主観的な世界」になることは間違いありません。


もう少し抽象度をあげた認知科学の実験では、私たちが感じる「主観的な世界」は、私たちが何を本当だと信じるか、すなわち私たちの「信念体系」から大きな影響を受けていることが実証されています。

悲観的な信念で世界を見れば、現実世界は悲観的なものに見え、楽観的な信念で世界を見れば現実世界は楽観的なものに見える、ということです。


現在の脳科学では、心のなかにはさまざまな役割を果たす膨大な数のエージェントがいて、そのエージェントたちの相互作用によって私たちの行動が決められている、といわれています。その決定はほとんど無意識でなされ、顕在意識はその決定を追認するだけで、西欧の近代哲学で考えられてきた「自由意志」などはない、ともいわれています。

それほど人間の存在は無意識、潜在意識の活動に支えられているということです。


アニカで考えているのは、そうした心のなかに存在するエージェントには、自律神経を整えたり、消化を助けたりする小さなエージェントがいる一方で、もっと抽象度の高い、たとえば感情のレベルに対応するエージェントがいて、そのエージェントたちが私たちの感情生活に大きな影響を与えているのではないか、ということです。アニカでいうならば、これがすなわち、先祖や過去世のようなルーツの存在です。

こうしたルーツのネガティブな感情記憶を浄化することにより、心という巨大な潜在意識のシステムを整えていこう、というのがアニカの考え方です。


近代的な考え方では、ひとりひとりの心は個別の脳の機能であり、それぞれが閉じているので、音声や書き文字などの物理的な媒体がなければ、お互いにコミュニケーションすることはできない、と考えらています。

しかし実際には、私たちは潜在意識を介して、生死にかかわらず縁ある他者と大量のコミュニケーションを行っています。自分の感情だと思っていたものが、親の感情だったり、過去世の感情だったりすることがある、ということが、アニカを続けているとわかってきます。私たちは、他者の感情を自分のものと勘違いして生きており、その結果、不都合な経験を引き寄せていることもあるのです。


私たちは縁ある人たちと、ひとつの大きな「心」を共有している、ともいえるでしょう。

その大きな「心」を浄化することは、自分ひとりではできません。その「心」に縁のある人たちが、いっしょになって「心」の掃除をする必要があると思います。

アニカが他のセラピーやヒーリングと大きく違うところは、こうした「心」に対する考え方です。


これまでのように、ひとりでつらい修行をして「自分の心」を浄化していく時代は、とうに終わったといえるでしょう。

これからは、誰もが縁ある人たちとつながって、いっしょに大きな「心」を掃除していくことになっていきます。

つまり、アニカはみんなでやるもの、なのです。