
毎日の結婚生活が辛い。
今のパートナーと結婚してから、苦しい日々が続いている。
顔を合わせるのも苦痛で、「私の結婚生活、こんなはずじゃなかった」と感じていませんか?
離婚したいわけじゃないけど、このままパートナーと一緒に暮らし続けることにしんどさを感じているのではないでしょうか。
夫婦という関係は生活を共にするからこそ、心の距離が近くなりすぎてしまうことがあります。
だからこそ、ちょっとしたすれ違いや小さな不満が思った以上に大きなストレスになってしまうのです。
本当はもっと安心して結婚生活を送りたい、そう思っていませんか?
今回の記事では、あなたがこれ以上結婚生活で苦しまないように続けていけるような方法を紹介しています。
弊社はこれまで、結婚生活に悩む多くの方の声に寄り添い、サポートをしてきました。
「結婚生活が辛くてどうすればいいか分からない」「誰にも言えず、ひとりで抱え込んでいた」という方がとても多い印象です。
今までの経験をもとに、あなたに届けたい大切なことを書いていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
結婚生活が辛いと感じるあなたに伝えたい10のアドバイス
パートナーとの結婚生活が辛すぎてどうにかなってしまいそう…そう思った時に確認してほしいことを紹介いたします。
原因は自分にもあると考える
相手だけを悪いとせず、まずはあなたにも原因があると考えましょう。
自分に原因があるなら、その原因を潰すことさえできれば、何割かは「辛い」と感じられている結婚生活は改善されていくはずでしょう。
これは「原因と結果の法則」に置き換えて考えられます。
端的にいえば、全ての結果は、何らかの原因によって引き起こされるという法則です。
以下はそれを表した一文です。
「自分の現在の環境は,自分の過去の行動の積み重ねの結果であり,行動は思考から生まれる。過去の自分の考えという原因が今の環境という結果を生み出している。」
引用:「原因」と「結果」の法則
今あなたの身に起きている結果(辛い結婚生活)は、何らかの原因によって引き起こされているということになります。
言い換えれば、「良い原因」を作れば「良い結果」が実現できるということです。
そういった結果を実現するためにも「自分にも原因がある可能性」に目を向けてみましょう。
パートナーは仕事のプレッシャーで余裕がないのかもしれない
あなたのパートナーは今「余裕」がないだけかもしれません。
XTalent株式会社が行った調査では、男性の管理職の6割が職場にて「男らしさ」によるプレッシャーを感じているという結果となりました。
回答者の6割がこれまでの人生において、「男らしさ」による生きづらさやプレッシャーを感じたことがあると回答。
引用:PRTIMES|男性管理職の6割が「男らしさ」という固定観念による「ネガティブな影響あり」。休職や退職に繋がる恐れも
もしあなたが女性で旦那さんに対して不満を感じているのならば、旦那さんは仕事でプレッシャーを感じているのかもしれません。
職場でのプレッシャーを感じているのであれば、余裕がなく家庭内であなたに素っ気ない対応になるのも無理ありません。
あなたへの愛情がなくなったのではなく、仕事に追われている可能性があるということも視野にいれてみましょう。
「今はちょっと余裕がないだけかも」と視点を変えてみることで、気持ちが少し楽になることもありますよ。
幸せは世間ではなく自分で決めると幸福感が高まる
「本当に幸せな夫婦って、どうあるべきなんだろう?」
そんなふうに考えたとき、つい世間の価値観を参考にしてしまう人も多いのではないでしょうか。
世間の価値観ではなく、あなたの幸せを基準として考えてみましょう。
「世間から見たらこうあるべきだから」
「ご近所さんには幸せそうに見られたい」
そんなふうに周囲の目を気にしてしまうと、知らず知らずのうちに世間の価値観に自分を合わせようとして、心が疲れてしまいます。
自分にとってどんな夫婦生活が幸せなのか、決めることが大切です。
自分で人生の選択をすることが、選んだ行動の動機づけと満足度を高め、幸福度を高めているのではないかと考えています。
独立行政法人経済産業研究所は、自分で人生の選択をすることが満足度と幸福度を高めると考えています。
あなた自身はどのような夫婦になりたいのか、自分自身で考えてみましょう。
まずはあなたが心から望んでいる結婚生活はどんなものなのか、整理してみましょう。
完璧主義になっていないか
「理想の夫婦像」や「素敵な結婚生活」を追い求めすぎている場合、あなた自身が完璧主義になっている可能性があります。
完璧主義とは「こうでなければならない」と自分を追い込んでしまう考えです。
完璧主義は精神的な健康を害する可能性があります。
高すぎる理想を根気強く追い求めることにより,精神的健康を害する場合もある。例えば,中野・臼田・中村(2010)では,完璧主義者は,自分の人生についてあら捜しばかりして,自分に自信が持てず,非現実的な高い理想を持っているとしており,完璧主義と抑うつ,不安,強迫症状,摂食障害などのさまざまな精神的不適応との関係が指摘されていると述べている。
結婚生活においても、「こうあるべき夫婦」に執着しすぎると、現実とのギャップに苦しんでしまいます。そのため、「理想の夫婦像」は、あくまでも参考程度にしておき、自分たちに合った関係性を築くことを優先としていきましょう。
過剰適応になっていないか
パートナーに対して気を遣いすぎている、無理に我慢している、このような状態なら「過剰適応」になっている可能性があります。
過剰適応とは、他人や環境に合わせすぎて自分を抑圧していることをいいます。
「周囲に嫌われないように、迷惑をかけないように」と思うあまりに、本来の自分の感情を抑え込み、結果的にストレスや心身の不調へつながってしまうのです。
自分の気持ちを押し殺すことに慣れてしまうと、「本当はどうしたいのか」といった自分の本音がわからなくなることもあります。
だからこそ、自分の中にある「本当の気持ち」に耳を傾けてみてください。
少しずつでもいいので、「今日は疲れているから休もう」「本当はこうしてほしい」と、自分の感情を大切にすることから始めてみましょう。
不満は主語をいれて伝えるようにする
不満が高まっていると、つい感情のままに言葉をぶつけてしまいがちです。
感情が溢れてしまい、パートナーにうまく伝えられなかった経験はないでしょうか。
そんなときは、「私は〜」という主語を入れて、自分の感情を伝えるように意識してみてください。
- 私はとてもつらく感じている
- 私はすごくイライラしている
- 私はもっと話を聞いてほしいと思っている
このように、「私はこう感じた」と表現することで、自分の気持ちを上手く伝えることができるでしょう。
実際に、臨床心理士はこう述べています。
『あなたがああ言った時、私はこう感じた』のように伝え、もちろん相手の言い分も聞く。あなたがこう考えていることは分かった、では二人の合意点はどこで見つけられるか——そうやって二人の解決策を見つけていきます」
「私は〜」と自分の感情や状態を主語にすると、相手を責めることなく、冷静な話し合いにつながりやすくなるのです。
言葉の使い方をほんの少し工夫するだけで、パートナーとの関係性も変わっていきます。
関係性が変われば、あなたの結婚生活の辛さも和らいでいくでしょう。
ネガティブな性格は親の影響かもしれない
あなたは親と似たような性格になっていませんか?
親と子どもの性格、考え方や価値観はとてもよく似ているものです。
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険が40~69歳の男女にアンケートを行いました。
年齢を重ねて親に似てきたなと思うことの1位は「性格」という結果となりました。
年齢を重ねて“親に似てきたな”と思うこと 1 位「性格」2位「生活習慣」3位「食の好みや好きな味付け」、 「口ぐせ」や「怒り口調」など言葉遣いに関することも上位に
「パートナーに本当の気持ちを伝えることができない」
「つい我慢してしまう」
そんな風に思っているとしたら、それはあなた自身の性格ではなく、親から無意識に受け継いだ“思考グセ”かもしれません。
ネガティブな感情は、その人が生まれてから経験したことによって生じたものばかりではありません。その人に縁がある人、たとえば親、祖父母など、家族や先祖の感情の記憶につながってネガティブな感情を潜在意識にとり込んでしまったり、過去世での経験から生じたネガティブな感情につながって苦しい思いをしていることとも少なくありません。
引用:アニカいやしの技術
まずは、あなたがどんな価値観を無意識に受け継いできたのか、立ち止まって見つめてみてください。
「それって本当に自分の本音?」と自分に問いかけることが、あなたの心にゆとりが生まれるきっかけとなるでしょう。
感情的になっている時はその場を離れる
パートナーのことで感情的になっている時は、なるべく早くその場から離れましょう。
怒りをすぐにコントロールする方法
引き金となる状況から離れることは、怒りをコントロールするための優れた方法です。会話が白熱したら、一息つきましょう。爆発すると思われる場合は、会議から退出してください。あなたの子供があなたを動揺させるなら、散歩に行きましょう。タイムアウトは、脳と体を落ち着かせる鍵となります。
このように、怒りをコントロールするためには、その場を離れてクールダウンすることが効果的とされています。
感情的になっていると、思ってもいないようなことを言ってしまい関係が悪化してしまいます。
そうなる前に一呼吸おいて、その場から離れることが重要です。
落ち着きを取り戻した後に、パートナーへ気持ちを伝えましょう。
冷静な状態なら、パートナーもあなたの話をきちんと受け止めてくれる可能性が高まります。
できる限りひとりの時間を過ごす
ひとりで過ごす時間を大切にしましょう。
あなたもひとりの時間はホッとするのではないでしょうか。
アンケートによると、8割の人が「「ひとり時間を充実させると人生の満足度も高まる」と回答していることが分かりました。
「ひとり時間」が人生の満足度を高める大きな要因に
引用:PRTIMES|約8割が「ひとり時間を充実させると人生の満足度も高まる」と回答。過ごし方では「刺激」よりも「癒し」を重視。~【「ひとり時間」の実態調査】
さらに、「ひとり時間」に求めるものとしては、“刺激”よりも“癒し”を重視する人が多い結果になりました。
誰にも気を遣わず、心からリラックスできる時間を持つことが、人生全体の幸福感を上げるきっかけになっているのです。
忙しくても、積極的に「癒されるためのひとり時間」を取り入れてみましょう。
今の気持ちを話してみる
あなたの今抱えている気持ちを友人や知人に話してみましょう。
ひとりで悩みや不満を抱え込んでしまうと、心も体も疲弊してしまい、かえって家族との関係も悪化してしまいます。
誰かに話を聞いてもらうことは、自分の心を守るための大切な行動です。
厚生労働省の資料でも「今の状況や気持ちを話すことで、不思議と気分がすっきりします。これは、自分の中でこだわっていた悩みを言葉にすることにより開放されるためと考えられています」と述べられています。
心の内にある様々な不安やイライラなど今の状況や気持ちを話すことで、不思議と気分がすっきりします。これは、自分の中でこだわっていた悩みを言葉にすることにより開放されるためと考えられています。。
話す相手は、友人でも、職場の同僚でもかまいません。
上手く話せなくてもいいので、あなたの気持ちを分かってくれる人に聞いてもらいましょう。
それでも話しづらいときは、自治体の相談窓口や、カウンセラーなど第三者を頼ってみてください。
専門家に頼ることで明確なアドバイスをもらえるでしょう。
まとめ
結婚生活が辛いと感じたとき、無理に夫婦関係を改善しようとするよりも、まず自分の心を整えることが大切です。
完璧を目指すのではなく、「本当はどうしたいのか」という自分自身の気持ちに寄り添ってあげましょう。
自分を大切にすることが、今の結婚生活を改善するための最初の一歩になります。
焦らなくて大丈夫です。できることから始めていきましょう。
この記事を書いた人

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2011年の秋に瞑想を通じて独自のヒーリング技術を発見。心の悩みが解消されていくことを実感し、そのヒーリング技術を「アニカ」と名付ける。2016年に書籍出版、銀座サロン開設。これまで3,000人以上を癒し続けている。
SNSはこちら
・Instagram:https://www.instagram.com/koichiro_takigami/
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