娘の反抗期に疲れた時に覚えておくべき7つの対処法

いつまで続くのか分からない思春期女子の反抗に、毎日疲れていませんか。

 

思春期の娘にどう接していいかわからない……。そんな悩みを抱えているのは、あなただけではありません。

 

一般的に、子どもの反抗期に直面すると「どうすればよいか?」と考えがちですが、実は本当の解決策を見つけるためのヒントは自分のこころの中にあります。

 

なぜなら、母と子は最も近い存在であるがゆえに無意識レベルで繋がっていて、娘の言動は母親のこころをそのまま映し出しているといえるのです。とはいっても、娘の反抗期はあなたのせいではなく、自分自身を責める必要はまったくありません。

 

私たちは、これまで3,000人以上の方から親子関係の悩みに関する相談を受けてきましたが、自分のこころに向き合うことで、多くの方がお子さんの問題を解決したり、お子さんとの良好な関係を築いたりしています。

 

この記事では、実際のセッションの中で、私たちがクライアントさんにお伝えしている内容をそのまま書いています。自分のこころに向き合う方法や反抗期の娘への具体的な接し方も紹介していますので、読み終えて頂いた時には、今の時間をどのように過ごせばよいのかが分かるようになるでしょう。

 

ぜひ、ひとつひとつご自分に当てはめながら読み進めてみてくださいね。

 

娘の反抗期に疲れた時に覚えておきたい3つのこと

 

反抗期が長く続くと親のこころも疲弊してしまいますが、覚えておくとこころが楽になる3つのことをお伝えします。今はそのように思えないかもしれませんが、こころのどこかに留めておいてください。

 

反抗期は、子育てがうまくいっている証拠

 

子どもが成長する過程で反抗期は何回か訪れますが、思春期の子どもが親に反抗できるというのはとても健全な状態です。

 

小さい頃は親や先生の言うことを素直に受け入れていた子どもも、成長とともに「大人も完璧ではない」と気づき始めます。それまで信じて疑わなかった存在に対して疑問を持つようになり、自分なりの考えを持ちたいという欲求が強くなります。

アメリカの発達心理学者であり精神分析家のエリク・エリクソンは、人間の生涯を8つに分類した自我発達の段階の中で、おおむね12歳〜18歳にあたる第5段階は「私は誰なのか?」と問いかけながら、自分自身の目標、価値観、信念についてさらに学ぶことを特徴とする時期としています。

親や社会への反抗は、自我を確立する過程における葛藤の自己表現の一部であり、もし健全な反抗期を過ごすことができなかった場合には、青年期を過ぎてから多くの問題を抱えて苦しむことにもなるのです。

参考サイト:エリク・エリクソン「Identity vs. Role Confusion(アイデンティティ vs. 役割混乱)」

 

実際私たちは「思うように親に反抗できなかった」と仰るクライアントさんをたくさん見ていますが、親に自分の本音や感情を出せないことの弊害は大きく、大人になってから心身に不調を来したり、人間関係やパートナーシップに悩んだり、生き辛さを抱えてしまったりしています。

 

お子さんが、いま反抗期真っただ中であなたを悩ませているならば、それはあなたのこれまでの子育てが間違っていなかったという証拠です。

 

今の娘との関係性は、一時的なもの

 

これまでの娘との関係が良かった場合、あんなに仲良しで何でも話してくれていたのに……と変わってしまった娘にショックを受ける方がいますが、反抗期は一時的なものに過ぎません。

 

ある30代の女性は鬱に苦しんで相談に来られたのですが、よくよく話を聴いているうちに中学生の頃の辛かった記憶を思い出しました。その方のお母さんは、話をしたくないそぶりを見せるととても心配をして悲しむので、母親の前ではいつも母親が喜ぶ話だけをしていたといいます。実際には、誰にも相談できないような性的な悩みを抱えていたにも関わらず、「あなたは何でも話してくれるから何の心配もないわ」とお母さんは言っていたそうです。

 

大人になり、これまで自分がずっと母親に合わせ続けてきたことに気付いた途端、目の前が真っ暗になって生きていることがとても辛くなり鬱を発症してしまいましたが、お母さん曰く「うちの娘はいつもいい子で、反抗なんてしたことがない」と周りに自慢していたとのことでした。

 

あなたの娘がひどい暴言を吐いたり、逆に何も話してくれなくなったりしているならば、それは自分の感情をそのまま表現できている証拠であり、それだけ娘にとってあなたが気を遣わずにいられる存在だからです。

 

反抗期が延々と続くかのように思われる今この時期はしんどいと思いますが、子どもの心身は毎日急速に成長し続けていますから、それだけゴールに近づいています。

 

ありのままの娘の状態を許すことで、その後に訪れる娘との関係性は驚くほど良くなります。あの時頑張って良かった!と、必ず思える時が来るでしょう。

 

参考サイト:Erikson, E. H. (1959). Identity and the Life Cycle. International Universities Press.エリクソン、EH(1959)。アイデンティティとライフサイクル。国際大学出版局。

 

反抗期の娘を何とかしようとする必要はない

 

反抗期の娘をどうすればいいだろう?というのが、多くのお母さんの悩みだと思いますが、反抗期の娘にできることは今の娘の状態をそのまま受け容れることです。その他に何もできることはありません。そう言ってしまうと身も蓋もないかもしれませんが、この時期はこちらから何かをしようとするのはむしろ逆効果で、「娘から何か言ってきた時に対応すればいい」くらいの気持ちで十分です。

 

「今はそういう時期なんだ」と割り切って、娘の言動のひとつひとつに動揺せず、気長に待っていてあげることが反抗期を長引かせないためのコツです。

 

娘の反抗期に疲れてしまう本当の原因

 

娘の反抗期に疲れてしまう本当の原因は、実は自分自身のこころにあります。また、根本的な解決策も娘と良好な関係になるためのヒントも自分のこころに向き合うことで見つかります。私たちのところには、過去13年間に3,000人を超える方々が相談にいらしていますが、家族に起こった様々な問題を自分のこころに向き合うことによって改善しています。

 

子は親の鏡

教育学者であり子育てカウンセラーとしても著名なドロシーローノルト博士の「子は親の鏡」という詩にもあるように、子どもの言動や性格は親のしつけ・愛情によって大きく影響され、親の姿は子どもに写し出されるものです。特に、第二次成長期における子どもの反抗は、幼い頃からの子育ての集大成として、親に振り返りの機会を与えてくれているといってもいいでしょう。

 

子どもが自分自身を模索しているこの時期に、親も改めて、これまでの子どもへの接し方や言動に至らなかったことがなかったかどうかを思い返し、もし思い当たる出来事があれば反省することをお勧めします。

 

子どもの健全な成長過程としての反抗は問題ありませんが、子どもの中に幼少期の抑圧や理不尽な親の言動に対する怒りなどがある場合は、反抗期が長引いたり拗らせたりすることに繋がります。

幼少期の子育ての反省を今現在の子どもに伝える必要はありませんが、親がそうして過去の振り返りをしていることは子どもの心にちゃんと伝わるものです。

 

参考サイト:茅野市|子は親の鏡/ドロシーローノルト

 

 

自分の感情に意識を向ける

 

子どもにとって自然な成長過程であるはずの反抗期を受け容れられず、娘の言動に対して自分のこころが過剰に反応したり、感情的になってしまったりする場合は、娘の反抗期以前にお母さんのこころに何か原因があるかもしれません。

子どもであろうと自分以外の他者を変えることはできませんが、自分のこころは自分次第で変えることができます。そして、変えるための第一歩は、自分の感情に気付くことです。

 

問題解消のため、私たちはクライアントさんのお話を伺いながらその感情に一緒に向き合っていきますが、初めは怒りだと思っていた感情の奥に本当は寂しかったという別の感情があったり、相手を許せないと思っていたものが、実は自分自身を許せない気持ちの投影だったりすることがあります。

 

あなたが娘の反抗期に疲れてしまっているのも、単なるきっかけに過ぎず、それまでのあなたの様々な体験から蓄積されたあらゆる感情が原因となっている可能性も考えられるのです。実際に過去の感情をひとつひとつ丁寧に取り出していくことによって、多くのお母さんが娘の反抗に対して落ち着いて対処できるようになっています。

 

お母さんのタイプが違えども、根本的な解決策は同じであり、大事なのは自分が今どんな気持ちであるか?と自分自身の感情に意識を向け続けることです。

 

娘の反抗期に疲れてしまいやすいお母さんのこころ6パターン

 

ここでは、よくある6つのパターンについてお話しします。もし、当てはまるものがあったとしても落ち込むことはありません。気付きさえすれば、必ず改善していくことができます。

 

感情に振り回されやすいこころ

 

娘の言動に一喜一憂して、感情が大きく揺れ動いてしまうタイプです。反抗的な態度に怒りがこみ上げたり、冷たい言葉に深く傷ついたり……。

 

でも、もしかしたらそれは相手が娘でなくてもそうではないでしょうか?

 

母親や姉妹、友人との関わりの中で、相手の言動や感情に敏感に反応してしまったり、女性同士のお付き合いが苦手だったりする方は、娘の反抗期にも疲れてしまいがちです。

 

ついつい、娘に意識が向いてしまいそうになると思いますが、「自分のこころ」を観察してみるようにしましょう。

 

自分を後回しにしてしまうこころ

 

子育てや仕事、家事に追われて、自分のための時間を取れないタイプです。こころに余裕がなかったり肉体的な疲労が溜まってくると、娘の一言一言にも敏感に反応してしまいます。また、自分だけが頑張っている気持ちになって、娘が自由気ままに過ごしていることを許せなくなってしまいます。

 

人に頼るのが苦手な方、休むことに罪悪感を覚える方、身体が疲れてしまっている方は、短くても良いのでひとりでゆっくりできる時間を持ちましょう。

 

反抗期の娘と真剣に向き合うためには、とてもエネルギーが必要ですから、まずは心身が元気であるように、自分のための時間を作ることを心掛けて下さいね。

 

罪悪感を抱えているこころ

 

「娘のために完璧でいなきゃ」と自分に高いハードルを課してしまい、そこから外れると自分を責めてしまうタイプです。

 

こころのなかに罪悪感があると、娘に責められたり文句を言われたりした時、必要以上に自分のせいで……と辛くなってしまいます。また、よくあるパターンとして金銭的な内容など子どもの不当な要求に対して、毅然とした対応ができなくなります。

 

あなたの中の「いい母親のイメージ」は、自分の母親をモデルにしている場合と、逆に母のようにはならない!という反面教師の場合がありますが、いずれにせよ、自分の娘時代の経験や母親との関係性について一度振り返ってみると良いでしょう。

 

 

子どもに負けたくないと感じてしまうこころ

 

反抗期特有の言い争いや態度の悪さに、「負けたくない」と感じてしまうタイプです。


親子の関係には本来勝ち負けはありません。どちらが正しいか、強いかを競うのではなく、「違う存在同士」として尊重し合うことが大切です。

 

もし、あなたにとって無条件で娘を尊重するのが難しいようであれば、あなた自身が尊重されなかったことが考えられます。あなたのお父さんやお母さんはどんな風に子どもと接する方だったでしょうか?

 

自分と娘との関係の前に、あなたのご両親との関係性を見直してみることも、娘との良い関係を築くためには必要なことです。

 

夫を頼ることのできないこころ

 

子育てに関することを、自分の責任と感じてしまうタイプです。反抗期の娘は、父親に対して嫌悪感を抱くケースと母親だけに当たってくるケースとどちらもありますが、夫婦間で娘の状況に対する危機感に温度差があり、母親がひとりで思い悩んでしまう方が多くいます。

 

しかし、子育ては本来夫婦二人でするものです。私たちのところに相談に見える方で、きっかけはお子さんの悩みだったとしても、実は夫婦仲に問題があったことに気付き、夫と向き合う努力を続けることによって、お子さんの問題がいつの間にか解消しているケースは多くあります。

 

あなたとご主人との夫婦関係についても、見直してみましょう。

 

他者と比較して劣等感を持ってしまうこころ

 

思春期は、周囲の友達と自分を比べることが増える時期です。容姿、成績、運動能力、家庭環境…さまざまな面で他人と比較し、自分にないものに目が向きやすくなります。特に、自己肯定感がまだ安定していないこの時期には、些細な違いにも過敏に反応し、劣等感を感じやすいのが特徴です。自信のなさが、反抗的な態度や、突き放すような言動につながることもあります。

しかし、子どもの劣等感は親の劣等感に繋がっています。

あなた自身の劣等感はどうでしょうか?また、自分の子どもをよそのお子さんと比較するような気持ちになったことはありませんか?娘が自分のことを好きになり、「自分は自分でいい」と自信をもてるようになるためには、お母さんが自分自身や娘を肯定できていることが大事です。

反抗期の娘への具体的な対処法7つ

 

娘の反抗期に疲れた時、もっとも重要なのはお母さん自身が自分の感情に気付くことですが、じっくりこころに向き合おうとすると時間がかかります。根本的な解決のために自分に向き合うことを続けつつ、以下の現実的な対処法も並行してぜひ試してみてください。ここでは、今すぐできる効果的な7つの対処法をお伝えします。

 

もし、この対処法を試そうと思った時に、分かっているけれど実践できない!と思ったり、抵抗を感じたりするならば、それも自分自身と向き合うための要素として捉えてみるといいでしょう。

 

特に、怒りが抑えられないような方の場合は、以下の対処法を無理やり実践しても効果がありません。怒りを抑えられないのにも必ず理由がありますから、自分を責めることをせずにまずはその怒りに向き合ってみてください。

 

注意したり言い返したり、親の価値観を押し付けたりしない

 

目に余る暴言や、我慢の限界を超えるような態度を取る場合もあるでしょうし、母親を見下し論破してくるお子さんもいるでしょう。

 

でも、今はそれでいいのです。

 

部屋は散らかし放題、衣類も放りっぱなし、今までしつけてきたことはなんだったのかとがっくりする思いもよくわかりますが、思春期の子どもたちは、「自分とは何者か」「私はどうありたいのか」という答えのない問いに直面しながら、自分らしさを模索しています。

 

その中で、周囲の期待や学校・社会のルールに縛られ、自分を自由に表現できない葛藤を抱えることも少なくありません。

思春期に悩むのは健全なことであり、悩むことはこの時期の特権でもあります。子どもが大いに悩み、自分自身で答えを見つけられるようにするために、親の価値観や信念と違っていても、今は黙ってみているようにしましょう。

 

家庭内の重要な連絡事項は、Lineやメモ書きで簡潔に伝える

 

当たり前の日常会話さえ成り立たなくなってしまうことがあるのが反抗期ですが、それでは実際に困ることもたくさんあります。絶対に忘れてはいけない内容や約束事などは、Lineやメモなど文章で簡潔に伝えるのがお勧めです。

 

あとから「聞いてないし!」とならないためもありますが、反抗期の子どもは「今、親と話したくない気分」の時に話し掛けられるのをとても嫌がります。実際クライアントさんの中には、自分の子どもが「今、親と話したくない気分」かどうかを気にかけ、タイミングをみて話しかけるようにしただけで、子どもがこちらの話をちゃんと聴くようになったという方もいます。

 

親には親の言いたいこと・言いたい時があるかもしれませんが、この時期は子どものタイミングに合わせて、「本当に伝えなければならないことだけ」を言うようにするといいでしょう。

 

娘から話しかけてくるときは、聴き役に徹する

 

例え反抗期であっても、自分の話を聴いて欲しい時は必ずあります。珍しく子どもと会話ができそうだなと思った時に、ここぞとばかりに自分の話をしてはいないでしょうか?子どもにしてみたら、お母さんと話したいな……と話し掛けた時に小言を言われたりロクに話を聴いてもらえなかったりすれば、失望して更に話をするのが嫌になっていきます。

 

話したい気分の時にはしっかり聴いてくれて、話したくない気分の時には放っておいてもらえることを感じれば娘は満足しますし、それは母と娘の信頼関係にも繋がります。

 

ただ、娘の話を聴く余裕がないくらいに疲れてしまっているのならば、まずあなた自身が「話を聴いてもらう」「誰かに悩みを話す」という経験をしてみてください。

 

行動の責任を本人に取らせる

 

娘が困らないように、または外で他人に迷惑をかけないようにと思うからこそ、ムダに奔走することが多くなってしまうのも反抗期の親の苦労のひとつです。でも、自分の行動によって不都合やトラブルが起こった場合は、本人に責任を取らせることが大事です。

 

フォローやサポートが必要であれば、困った状況になって本人がそのことを自覚してから助け船を出すのが良いでしょう。

 

更に付け加えるならば、その時の子どもはとても罪悪感を感じていますから、失敗や不都合を起こしてしまったことに対して咎めたり、お礼を強要するようなことはやめましょう。

 

本人が困らないようにと先回りする年齢はもう過ぎていると親の方が自覚することで、困った時の対処や責任の取り方も自分でできるようになっていきます。

 

親も間違えた時や失敗した時は、きちんと謝る


反抗期の子どもに対しては、親が間違えたり失敗した時、うやむやにせずきちんと謝ることも重要です。

なぜなら、信頼できるのかそうでないのか、子どもたちは大人の態度から見極めようとしているからです。

子どもは建前を見抜きますし、一貫性のない大人の主張は信用しません。間違えた時は間違えたことを素直に認めて謝る、という当たり前の事を親が見せていくことが、特に大事です。

間違えたことをしつこく指摘してきたり、何度も謝罪を要求するような場面もありますが、こちらもしつこく丁寧に謝りましょう。

 

周りの大人を悪者にしない

たとえ、父親や祖父母、学校の先生などとトラブルがあったとしても、「○○が悪いよね」と、安易に娘の味方になるのは注意が必要です。

一見、子どもの味方をしているように見えても、子ども自身が「人を責める視点」に巻き込まれてしまうからです。

誰かのせいにする、自分は悪くないと主張する、被害者意識が強くなる、なども反抗期の特徴ですが、だからこそ第三者についてのマイナスな意見は控える方が良いでしょう。

子どもとの信頼関係を作るために、親の方から歩み寄る

 

私たちは日々、悩み事を抱えたお父さんやお母さんだけでなく、そのお子さんたちとも接していますが、思春期の子どもたちは驚くほど敏感であり、鋭い感性で私たち大人を観ています。思春期を過ぎた子どもたちから当時の思いを聴かせてもらうこともありますが、その時は言葉にしないだけで色々な思いを抱えながら自分なりに考えているのです。

 

なぜならば、この時期に関わった大人たちから「社会とは」「人間とは」という自分の世界観を作っているのであり、その後の長い生涯の中でどのような人間関係を築くことができるかは、思春期の過ごし方で大きく変わってくるのです。

 

対等な大人同士であれば、お互いの歩み寄りによって信頼関係を築いていきますが、子どもが相手の場合には、全面的に大人の方から子どもの信頼を得られる努力をしなければなりません。

さいごに

対処法を試そうと思ってもうまくいかない方や、対処法を試す気力さえ出ないような方は、あなた自身が誰かに話を聴いてもらうことをお勧めします。その場合は、身内や友達などよりも、第三者の相談機関の方が良いでしょう。

 

なぜなら、身内や友達はあなたを「反抗期の娘を持つお母さん」として見てしまいますが、本当に必要なのは子どもを持つお母さんとしてではなく、ひとりの人間としてあなた自身の話を聴いてもらうことだからです。母親の役割からいったん離れ、自分の感情を他者に受け容れてもらう経験をすることによって、元気を取り戻したお母さんを私たちは日々たくさん見ています。

 

娘さんとしっかり向き合えるようになるために、まずは、自分のこころにゆとりのある状態を作ることを優先してみてください。

 

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