先日、「なぜ日本のおじさんは「世界一孤独」なのか?」というニュース記事を読みました。
欧米での調査によると「「友人や同僚もしくはほかの人々と時間を過ごすことのない人」の割合は日本の男性が16.7%と21カ国の男性中、最も高かった。平均値の3倍に近く、スウェーデン人男性の約1%、アメリカ人男性の約4%などと比べても突出した水準」なのだそうです。
学術的研究によると、「「孤独」の死亡リスクに対する影響は(1)一日にタバコ15本を吸うことに匹敵、(2) アルコール依存症であることに匹敵、(3) 運動をしないことよりも大きい、(4) 肥満の2倍大きい、と結論づけられた」とのことです。
こうした記事を読んで思い出されるのは、すでに亡くなった父のことです。父は定年まで会社勤めをした後、地域のコミュニティや趣味の集まりなどに参加することもなく、家でただ過ごすだけになりました。
母親が学生時代の友だちや趣味の朗読の仲間たちと外出することが多かったのに対し、父は家に閉じこもるばかりでした。「孤独」の定義は、「頼りになる人や心の通じ合う人がなく、ひとりぼっちで、さびしいこと(さま)」ですが、おそらく父は、私も含めて家族の誰からも「わかってもらえない」という思いが強かったのではないかと思います。
最後は病気で亡くなったのですが、父ももう少し「わかってもらえた」という経験をしていたら、もっと楽しい老後を送ることができたのではないかと思います。
「わかってもらえない」は、私の三大ネガティブのひとつでもありました。アニカを初めてから数年後にそのネガティブは解消されることになったのですが、思えば私の「わかってもらえない」は小学校のときからありました。
アニカでは、私たちの人生における不都合の原因はルーツ(先祖・過去世)のネガティブな感情記憶である、ということになっていますので、私の「わかってもらえない」も父、祖父、それ以上の父方男性先祖のネガティブが原因のひとつになっていると思われます(その他は過去世のネガティブが原因です)。
そうしたルーツのネガティブをアニカで処理していった結果、私も「わかってもらえる」ようになったと思っています。
人間はただ自分の本音をわかってくれる人が、ただひとりでもいてくれたら、孤独をまぬがれることができるでしょう。
いくらお金があっても、「本当にわかってもらった」という経験なしでは、人生はとても味気ないものになってしまうでしょう。
「わかってもらえない」苦しみを抱いている男性には、ぜひアニカを受けに来てもらいたいと思います。