世界は自分で変えられる

世界を自分の理想のままに変えられたら、もう少し卑近な言い方をすれば、世界を自分の都合のいいように変えられたら、どんなにいいでしょう、と思いますよね?

自分にとって都合の悪い世界に生きることは苦痛以外の何物でもありません。なんで自分がこんな人生を生きなければならないのか、と思うことは、私にとっても非常によくあることでした。

先日もアシスタントの谷津に「私はこれまで何ひとつうまく行ったことがなかった!」と愚痴ったのですが、谷津の答えは「それはルーツがそう思っているからでしょ!客観的に見たら、とてもうまく行っているように見えるけれど」とのことでした。

確かに、自分で「うまく行っていない」と思い込んでいることは多々あると思います。しかし、いくら客観的に評価して「うまく行っている」と言われても、自分で納得しない限り「うまく行っている」とは思えないでしょう。

ならば、「うまく行っている」と思うには、「うまく行ってない」と主張している人たちを黙らせればいいのです。

つまり、世界を思い通りに変えることはできませんが、世界における自分の体験の評価は自分の考え方次第で変わる。それをコーチングのように顕在意識レベルでゴリゴリ意志の力でやるのではなく、潜在意識にあるルーツ(先祖・過去世)の「不満」をいやしてしまえばいい、ということです。

世の中には、さまざまな不都合が存在します。

たとえば、最近facebookで見かけた投稿には、「地方在住だが、男女平等に賃金を払ってくれる会社がない」とか「共働きなのに夫が家事や子育てに参加してくれない」という不満がありました。

前者について言えば、「男女平等に賃金を払ってくれる会社を増やす」ことは難しいと思いますが、自分ひとりのことと考えれば性差に限らず能力に見合った評価をしてくれる職場を見つけることは十分可能でしょう。

これもまた、女性が差別されてきた社会で生きてきたルーツの苦しみに影響されてこうした不都合を経験しているので、潜在意識にある彼らの苦しみの感情をいやしてしまえば、目の前に男女平等に扱ってくれる働き場所が現れる、という寸法です。

後者についても、ワンオペで子どもを育ててきた女性ルーツ(特に母親、祖母)の苦しみがこうした体験を生んでいると考えられますので、その苦しみや怒りの感情をいやせば夫の行動は変わります。

科学的な(つまり物の世界がすべて)という教育を受けてきた私たちには、人はそんなに簡単に変わるわけはない、そんな都合のいいことはあるはずがない、と思われるかもしれませんが、実際、アニカではそうした事例はたくさん存在します。(ということは、アニカは今生で私たちが経験する不都合の本当の原因を正しくとらえている、といえるでしょう)。

要するに、この話のキモは、世界(他人)を変えるには、自分(の心)を変えればよい、ということです。こんなに都合のいい話はありません。なぜなら、世界を変えることも他人に変わってもらうことも、ほぼ不可能と言えるほど非常に難しいことだからです。それに比べれば、よっぽど頑固でない限り、自分が変わることは少なくとも不可能な話ではありません。

心の中には、世界や自分に関する「思い込み(信念)」がたくさんあり、それに自分も周囲の人たちも巻き込まれているのです。不都合な「思い込み」を変えさえすれば、世界における自分の体験は好都合なものに変わります。苦しい体験を引き起こす「思い込み」を消して、自分に都合のよい「思い込み」を育てればよいだけです。

(アニカでの経験から言うと、苦しい体験を引き起こす「思い込み」を消すだけで十分な効果が得られます)。

アニカのいいところは、これまで手の届かなかった潜在意識の奥にある「不都合な思い込み」をきれいに掃除できるところ。

ぜひアニカを活用して、世界を「都合のいい場所」に変えてください。


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