私たちはどうしても
自分より他者を
優先してしまいがちです。
日本人は特に、
周囲との和を尊び
自分がより大きな集団のために
奉仕する心を大切にしています。
それがまた
日本人が海外の人たちから
高い評価を得る
理由になっています。
しかし
物事には常に両面があり、
この「他者優先」を
杓子定規にやりすぎる傾向に
あることも確かです。
自分より他者を優先することにより
我慢しなければならないことが
多くなってくると
「自分はこんなにやっているのに」
というネガティブが潜在意識に
蓄積されていくことになります。
私はかねがね
「良い人」「きちんとした人」
「ちゃんとした人」の心には
相当な我慢のネガティブが
蓄積されているのを
感じてきました。
これこそ
心を真っ白に塗りつぶそうとする
不自然な行為なのです。
結果的に心の黒い部分は
心の裏側(潜在意識)に
潜り込みます。
心の黒い部分は
消えたわけではないので、
潜在意識に潜った
我慢のネガティブは
無意識のうちに
自分や周囲の人たちに
悪影響を及ぼし続けます。
解決策はただ一つ、
我慢をやめることです。
私たちは決して
「良い人」でも
「きちんとした人」でも
「ちゃんとした人」でもない
「あるがままの自分」
であると認めることです。
それができなければ
他者の顔色をうかがいながら
他者が作った基準にしたがって
どこまでも自分を律する生活を
送らざるをえません。
「良い人」でも
「悪い人」でもない
そのままの「自分」でいることを
心がけてくださいね。