私および周囲の人たちのインド過去世のネガティブクリアが進んで、私も相当、心境の変化がありました。
ということで、今日は「ネガティブが多い人ほど人を救える理由」について書いてみます。
ネガティブが多い人はたいへんです。とにかくクリアするのに時間がかかる。やってもやっても玉ねぎの皮をむくように、次から次へとルーツのネガティブが出てくる。
そう、問題は今生の自分ひとりのネガティブだけだったらよいのだけれど、親から始まる先祖や過去世、過去世の家族のネガティブまで処理するとなると、多勢に無勢、途方にくれるような量のネガティブに向き合わなければならないことになります。
ただし、人間のネガティブの種類はそんなに多くありません。私の場合だったら、とにかく「わかってもらえない」「怒り」あたりが非常に大きく、もちろんルーツのネガティブもここらへんに集中しています。
それで今日のテーマなのですが、なぜ「ネガティブが多い人ほど人を救えるのか?」。
それは結局、人間にとって「わかってもらえる」ことが一番の救いになるからです。
他人の痛み、苦しみをわかるには、どうしたらいいと思いますか? 答えは簡単、同じ痛み、苦しみを自分も味わったことがあるからこそ、他人の痛み、苦しみを理解することができるのです。
だから、人類にとって「ネガティブが多い人」=「他人の痛み、苦しみをわかってあげられる人」は、他人を救うことができるとても貴重な存在です。
では、ネガティブが多い人は他人にやってあげてばかりで疲れ果ててしまう存在なのでしょうか? そうとばかりも言えません。「ネガティブが多い人」にとって救いなのは、私たちは他人の役に立つことで自分がいやされることがあるということです。
いい例かどうかわかりませんが、ペットの犬や猫の頭をなでて、ペットがいい気持ちになっているのを見て、自分もいやされるのは、ミラーニューロンを使ってペットの気持ちよさを自分も味わっているからです。
自分が何かをしてあげて他人が楽になると、その「楽になった」気持ちに共感して自分も楽になることができます。
人間という存在、もっと言ってしまうと、生命というものは個々にバラバラに生きているわけではなく、まるで竹藪の竹が地中の根でしっかりつながっているように、潜在意識レベルでつながって生きているものなのです。
人のためになることをやると、自分にちゃんと返ってくる、というのは、こういう仕組みがあるからでしょう。
これまで私たちは(過去世においても)、さんざん人助けをやってきました。ある時は宗教上の理由から、自分を犠牲にしてまで他者奉仕をして、他人は楽になったけれど、自分はネガティブまみれになって死んでいったようなことも少なくなかったでしょう。それはいろいろな事情があって仕方のないことだったかもしれません。そうやってたいへんな人生を生きてきた方には、心からお疲れ様でした、と言いたいです。
でも、今の時代は、自分の幸せと他人の幸せのバランスを取りながら生きられる時代になってきたと思うのです。
アニカが目指しているのは、自分も幸せ、他人も幸せ、という誰もが楽に生きることができる世界の実現です。
過去の苦しみはあったとしても、今はもう苦しまなくていい状況になっているかもしれません。でも、人は(ルーツも含めて)過去の感情に巻かれて生きているものなのです。
今、つらい思いをしているのは、過去に生きたルーツのつらい思いを感じているからに他なりません。
アニカでは、私たちが自分だけではなく(生死にかかわらず)自分が関わっている大切な人たちのネガティブをクリアして、みんなが幸せになれるような世界を目指したいと考えています。
それができるのは、ネガティブの多い人、大きな痛み、苦しみを抱えた人に違いありません。
アニカで過去のネガティブをクリアして、自分のみらず周囲の大切な人たちもいっしょに幸せにしたいと願うみなさま、いっしょに心の掃除を楽しんでいきましょう。