あるがままの自分で安心して生きるには?

要するに、アニカでやっていることは、あるがままの自分で安心して生きられるようになることです。


あるがままの自分で安心できない理由は、あまりにも自分以外の人たちの感情に巻き込まれてしまっているからです。「自分以外の人たち」というのは、ルーツ、すなわち親、祖父母、兄弟姉妹、先祖、因縁過去世(今生の家族との間に因縁のある過去世)のことです。

ルーツは私たちに強い縁のある人たちなので、私たちは彼らが経験したことから生じた感情の記憶、または過去における自分との関係のなかで生じた感情の記憶に、まるで我がことのように共感してしまうのです。

過去世だったら、そのときのいきさつは忘れていますが、感情だけははっきり残っています。今生で初めて出会うにもかかわらず、好感を抱いたり、反対に嫌悪感覚えたりするのは、決して偶然ではなく、過去世での関係を今生に持ち越しているからです。


こうしたルーツの感情に巻き込まれて、同じような経験を繰り返すようでは、とても自分を生きているとはいえないでしょう。私たちがこの人生を幸せに生きるためには、ルーツたちの感情と私たちの感情をはっきり区別して、自分以外の感情を手放す必要があるのです。


アニカでは、自分の心のなかにあるルーツの感情をいやすことにより、人生のなかで本当にやりたいことを見つけ、自分らしく生きていくことができます。たいていの場合、本当の自分の感情は、ルーツの感情に埋もれて見分けがつかなくなっているのです。ルーツの感情をいやしていけば、自然に本当の自分の感情があらわになり、感じられるようになります。大切な家族との関係も、過去のしがらみをきれいに浄化することで、争いのない平和な関係を実現できます。


本当の自分を生きるには、私たちの心に何かをプラスする必要はありません。自分のものではない感情や思考を心から取り除いていくだけで、あるがままの自分を生きられるようになります。なにしろ自分になるだけなのですから、無理がありません。自分らしく楽に生きることができるでしょう。


(続く)


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