尼さんの物語(3)

「日中尼さんが来たので感じていました。夕方、なんだか話を聴けそうな気がしてリーディングを始めたところで子供達の大喧嘩が勃発、中断したままでした。

日中伺った内容です。
 
 
「私は父に甘えた記憶がありません。小さい頃に亡くなり母は父をよくは言わなかったので(憎んでいた?)、私は父のいい話を聞いたことがありませんでした。
 
 
母と厳格な祖母、妹、弟…父の残した借金で家族は苦しみました。」

 
 
今晩、続きを伺います。」
 

 
「日中中断しましたが、あれはあれで良かった(中断ではなく一区切りだった)のだと思い、アニカのタイミングは本当によく計らわれているなぁと感心しました。
 
 
(尼さん、先ほどは中断してごめんなさい。)

*返事がありませんでしたので感じてみました。以下、文章で読むと私が話していることは私からの一方的な問い掛けのようですが、尼さんを感じて尼さんの思いが伝わってきての返答なんです。
 
 
(お父様がどんな人だったのか知りたかったんですね。お母様から聞いたお父様が、本当の姿だと思えなかったんですね。)

(尼さんのお父様を感じてみますので、尼さんも一緒に感じてください。)
 
 
*お父様は、尼さんによく似た心の広い方で、人助けで借金を作ってしまわれたようでした。温かくて優しい方です。こうして出てくるのは大体現世でも生き合っていることが多いので、誰かなと探してみましたら、なんと、かよさんのご主人でした。

(今、一緒に生き合っているみたいですね。会いたかったお父さんは、生まれ変わって今、一緒に生き合っていますよ。)
 
 
「多くの人を救いたいと思っていたけれど、私は私を求めてくれる人を求めていたのだと思います。私は父の子でした。私の中に父が生きていること、これまで見たいと思ってきた父の本当の姿が今は見えます。」
 
 
「私は弱い者、この世に生きる中で一番弱い者達を助けたかったんです。助けて欲しいと声を発することもできないくらい、誰かが気付かなければそのまま消えてしまいそうなくらい…だって、生きているんじゃないですか。それでも健気に生きているんです。人の命に優劣も上下もありません。」
 
 
「私は家庭が欲しかった。温かい家庭が欲しかった。妻として母として生きたかった。私が叶えたかったのはそれだけです。多くの人の為と言いながら、私が本当に欲しかったのは、自分の為かもしれませんが、私の家族、私を必要としてくれ認めてくれる、私の家族でした。」

 
 
以上です。
 
 
かよさんは、ずっとボスキャラ過去世に会って自分の使命を知りたいと言っていましたね。でも、本当に求めていたものはもう叶えていて、沢山のネガティブがなくなれば、今の家族が自分の最大の味方になると思います。そして、この尼さんの仰有る『弱い者を助けたい』という思いが、具体的にどのような形で実現するのか、自分の中に湧いてくるのではないでしょうか。

随分長く掛かり大変だったと思いますが、尼さんを始めてからの変化は著しいので、この期間が必要だったのでしょうね。激闘、お疲れ様でした。
 
 
付け足しで今回の感想です。尼さんの昇天(アニカでいやされたこと)に私は確信がなかったのですが、私とつっちーさんがここで変わったと感じたタイミングが同じだったことで、ちょっと自信がつきました。

ボスキャラを最後までいやせるのが先生だけではこの先手が回らないので、一人ではまだ出来なくても、私達がみんなで協力し合っていやせればいいなと思います。
 
 
色々勉強になりました。かよさんありがとう。

尼さんの癒しに関わって下さった皆さん、ありがとうございました。

絵美」
 
 
 
以下は、尼さんがいやされて数日後のかよこさんのシェアです。
 
 
「昨夜は疲れて22時半には寝てしまったのですが、1時ごろ「ああよく寝た~」という気がしてスッキリ目覚めてしまい、その時に嬉しくて幸せでありがたくて、なんだろうこの多幸感はと思っていました。

この時は常駐だった母のネガティブも全然感じておらず、体も元気で。
 
 
するとこのままで嬉しい、このままでありがたい。家族の中に自分がいて嬉しいという感じが沸き起こり、初夏の明るいお寺にあるお御堂の一角が頭に浮かびました。うすべったい太鼓みたいなのがあってお線香のような良い匂いもしました。
あぁこれは尼さんだと思いました。
 
 
彼女が昇天(ネガティブからポジティブに変わった)したとき私は全く実感がなかったし、数日間体調も疲れも戻らず、心の方も重いものを手放した感覚がなかったのですが、昨夜はようやく初めて尼さんがポジティブになったことを伝えに来てくれたような気がしました。
 
 
ご報告でした。(^-^)

かよこ」
 
 
(終わり)


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