尼さんの物語(2)

「ここからが夜の部のご報告になります。

(なぜ仏門に入ろうと思ったのですか?)
 
 
「父は、早く死にました。早く家を出ることが親孝行でした。」
 
 
*分かってもらえない、どうせ話してもムダ、という感じがありました。

(一番辛かったのは何ですか?)
 
 
「私を必要とされないこと。私の存在を、何をしても何をやっても何ができてもできなくても関心を持たれないのは苦しいです。
 
私を思い、尊重し、見てくれなくても、私の方がただひたすらに祈りを捧げることが神に仕えるということですから、私をどのように思われようと構わないのです。」

 
 
*愛されることを望みながら、人に愛されないのが怖いから、人との関わりを避けて仏門に入ったようです。

そうして神に自分を捧げたものの、神は救ってくれなかったと思ったのですから、その苦しみはどれほどのものかと思います。
 
 
今回一番感じたのは、本人がストレートに感じているネガティブは消えていくのも早いけれど、自分自身を誤魔化していたり、抑圧していると、なかなか本音が出てこないので核心のネガティブを感じられないということです。

今、生きる私達は、自分の感情に正直になること、ネガティブは諸々生まれますが、まずはそれに気付き、直視することが重要だと思いました。

出てきたネガティブを抑えるのではなく、ネガティブが出てこないような自分になっていくことが大事ですよね。
 
 
尼さん、まだいますが、夜まで終わらないようでしたら今夜もやりますのでまたご連絡しますね。

かよさん、あと一息!

先生、日中も毎日尼さんやって頂いてありがとうございます。」
 
 
 
「ご参加下さった皆さん、連日本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

かよさん、お疲れ様です。

自分では気付いていないかもしれませんが、尼さんの癒しと共に変化していますね。
 
 
昨夜ですが、始まった途端両足がだるくて、亡くなった無数の方々を背負っているようでした。この人々が救われなければ、自分が昇天するわけにはいかないような感じがありました。

それから、つっちーさんのご報告にありましたが、実際愛した人がいたようです。
 
 
「思いは叶いませんでした。私の思いさえ知りません。すべてを諦めて、すべてを忘れて、忘れたつもりでこの道に入りました。」
 
 
いつも私が話しかける言葉は私が言っているようで実は私ではなく、言葉がまったく浮かんでこないので、こんな時にどうしたらいいかな、とちょっと考えてしまいました。尼さんの癒しに何をすればいいかな、と。

そうしたら、久々登場の私の子宮さん(インナーチャイルド)(注:アニカでは、いやされたインナーチャイルドがヒーリングのヒントをくれることがあります)が、
 
 
「思いが叶わないのは誰にでもあること。でも、それが生きて学んでいること。そんな自分も自分が受け入れられればいいんだよ。」
 
 
と、いうので、つまりインナーチャイルド?と聴いたらそうそうと教えてくれました。

それで、尼さんのインナーチャイルドとかよさんのインナーチャイルドを、あつこさんとご一緒にやっているという思いで感じました。私の浄化過去世の「お母さん」(注:ネガティブボスキャラ過去世がポジティブに転じた存在。絵美子さんの浄化過去世はたくさんの子どもを育てたお母さんでした)を呼んだら、最初はものすごく抵抗されましたが、だんだん鎮火していった感じです。

リーディングとか必要な時は、遠慮なく声を掛けてください。なかなかいなくならない時は何か伝えたいことがある場合もありますので…。」

(続く)


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