尼さんの物語(1)

アニカ本の「姉妹の過去世の縁」に出てくる谷津絵美子さんのお姉さんであるかよこさんが、マスターコース終盤にさしかかり、いよいよネガティブボスキャラ過去世である「尼さん」に出会いました(ネガティブボスキャラ過去世については、『アニカ いやしの技術』を参照してください)。

アニカ本の最後の方に、私のネガティブボスキャラであるフィリップをいやす過程が書いてありますが、マスターコースのアドバンスでは、今生の自分に非常に大きな影響を与えている過去世のネガティブな感情を、アニカの仲間たち(セラピストとコース受講生)が、メーリングリストを使いながら、ひたすら感じきっていやすということをしていきます。
 
 
何回かに分けて、この過去世「尼さん」がアニカでいやされる過程をシェアしたいと思います。期間的には、1週間ちょっとかかりました。

自分の本当の願いをいつわり、自分ではない理想の人間になろうとした彼女が、強烈なネガティブ感情を潜在意識にため込んでいく過程が、非常にわかりやすく書かれています。

彼女のネガティブは、自分の未来世(かよこさん)とその家族の関係を乱してきましたが、アニカでいやされてポジティブ転化した彼女は、これから今生を生きるかよこさんといっしょに、自分の人生では得られなかった家族とともに生き合うという経験をしていくことでしょう。

報告は谷津絵美子さんです。
 
 
「先生、ご参加下さった方々、昨夜もお疲れ様でした。

かよさん、昨夜もしんどかったですね。

自分に関連したネガティブはきっちり自分も感じたい、先生や私やみんな任せではなく、自分も一緒に感じたいと以前から言っていた通り、最終段階のキョーレツなネガティブを味わえたことと思います(笑)。

こうしたものを体験しておくと、大抵のネガティブにはビビらなくなるので、後々楽です。
 
 
前置きが長くなりましたが、昨日16時頃に来た過去世さんがボスキャラだったようです。深夜まで先生に感じてもらいましたが、なかなか終わりませんでした。

(私は、途中までで抜けてしまったのでその後は分かりませんが、まだいるみたいですね。)
 
 
深い深い悲しみで、次のように仰有いました。
 
 
「無数の魂に祈りを捧げ、人々の苦しみ、悲しみ、怒り、別れ…命ある時間のあらゆる思いを聴きました。

捨て身で自分を投げ打って、人々のために尽くす覚悟で生きました。

けれども力及ばず、人々は死にました。死んでいった者を救うことさえできなかったかも知れません。」
 
 
大勢の方が亡くなる出来事があったのかも知れませんね。あとは、ひたすら感じていました。

とても穏やかで広い心、温かな心、人への労り、人のことも背負ってしまう人情味のある尼さんです。
 
 
かよさんがうさぎのユキちゃんたちに向けていた愛は、尼さんと同じもの、あれが本来のかよさんの愛で、あの愛を顕在意識で思い出し、常に一緒に生きられるようになったら 、人生は楽になりますね。

今朝も尼さん来ていますが、引き続き感じています。」
 
 
 
「先生他、ご参加下さった皆さん、

昨夜もお疲れ様でした。ありがとうございました。

尼さんですが、最初のご報告の段階ではまだ人間臭いネガティブが出てこなくて、尼さんだけに高い理想とこうあらねばという自分への縛りがあり、なかなか本音が聴けない感じでした。それ故に時間がかかった部分もあると思います。

かよさんから自分に影響のあるボスキャラだから、どのような生き方をしたか知りたいというリクエストがあったので、日中もなるべく処理だけでなく経過を感じていました。
 
 
神を信じようとする気持ちと、結局人々を助けてはくれなかったという葛藤の中、思いが揺れており、丁度かよさんから「また南無妙法蓮華経が出てきた」というメールをもらった時の言葉が次のものです。
 
 
「ただひたすらに救いを求めるために唱え続けます。それでも諦めません。神を信じます。」
 
 
そして、このあと絶望(人々の死)、神と自分への怒りに変わっていきますが、この時点で仏門に入ったきっかけを聴くと、

「人々のために。人々の救いのために。」

と言っています。しかし、これも真の理由ではなく、生い立ちに理由があることが分かりましたので、22時からの遠隔ではその辺りをやるつもりでした。
 
 
戦火の方は、つっちーさん(アニカセラピストの土田里弥(さとみ)さん)がやって下さるという安心感があり、分担してやれるのはやっぱり効率的だと実感しました。お互いに協力して出来るのは本当にいいですね。それから、連日、受講生のTさんやAさんにもご参加頂いていますが、ひとりでやる時と全然違いますので、一斉遠隔の効果を改めて実感しました。

長くなるので1度切りますね。」

(続く)


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